「中古のレッツノートSVを安く買って、あとから自分でメモリを8GBから16GBに増設すればお得なのでは?」
そう考えている方も多いかもしれませんが、結論から言うと、レッツノートSVシリーズのメモリは購入後に自分で増設・交換することができません。
購入時に搭載されているメモリ容量が、そのままそのパソコンの限界値となります。
1. 結論:レッツノートSVシリーズのメモリは後から増設・交換できない
なぜ増設できないのか?(オンボードメモリの仕様)
一般的なノートパソコンの中には、裏蓋を開けてメモリカード(スロット)を差し替えることで容量を増やせるモデルもあります。
しかし、レッツノートSVシリーズ(SV7 / SV8 / SV9 / SV1など)は、メモリがメイン基板(マザーボード)に直接ハンダ付けされている「オンボードメモリ」という仕様になっています。
- メモリ増設スロット: なし(空きスロットゼロ)
- DIYでの交換: 不可能
薄型化・軽量化と、ビジネス環境での激しい持ち運びに耐えうる「高い堅牢性(頑丈さ)」を両立させるための構造上の設計です。
だからこそ「購入時の容量選び」がすべて
後からパーツを追加してスペックアップさせることができないため、レッツノートSVシリーズを選ぶ際は「最初に何GBのモデルを選ぶか」が非常に重要になってきます。
用途に合わない容量を選んでしまうと、「動作が重くて使えないのに後から増やせない」という事態に陥ってしまいます。次の章で、あなたの使い方なら「8GB」と「16GB」のどちらを選ぶべきか、具体的に解説します。
2. 8GBで十分?それとも16GB?用途別の失敗しない選び方
後からメモリを増やせないとなると、「絶対に16GBを選ばないと失敗するのでは?」と不安になるかもしれません。
しかし、結論から言うと「全員が無理に16GBを選ぶ必要はありません」。あなたの使い方によっては、価格の安い8GBモデルでも十分快適に動作します。
ここでは、用途別にどちらを選ぶべきかの判断基準を整理しました。
【8GBで満足できる人】日常業務や持ち出し用のサブ機
以下のような用途が中心であれば、8GBモデルで十分快適にこなせます。
- WordやExcelなどの資料作成(複雑すぎるマクロや膨大なデータを除く)
- ブラウザ(Google Chromeなど)で数個〜十数個程度のタブを開いての検索・作業
- YouTubeや動画配信サービスの視聴
- メール対応、チャットツール(Slack、Chatworkなど)の利用
- 外出先での文章執筆や閲覧用サブPCとしての利用
中古市場では、8GBモデル(SV9など)は流通量が多く、価格もお手頃です。「予算をできるだけ抑えて快適なノートPCを手に入れたい」という方には、間違いなくコスパ最強の選択肢になります。
【16GBを選ぶべき人】重い作業やマルチタスク、長期間使いたい人
一方で、以下のような使い方をする場合は、迷わず16GBモデルを選ぶことをおすすめします。
- ブラウザのタブを常に数十個以上開きっぱなしにする
- Photoshopなどの画像編集ソフトやRAW現像(星空・写真撮影など)を行う
- Canvaなどで画像デザイン・グラフィック作成を頻繁に行う
- Zoom会議をしながら大量の資料を開いて同時に作業する(マルチタスク)
- 簡易的な動画編集や、複数の重いアプリを同時起動する
また、2026年現在のWindows 11環境では、OS自体や各アプリの消費メモリが年々増加傾向にあります。「これから3年〜5年と長くストレスフリーで使い続けたい」と考えているなら、16GBを選んでおくのが安心です。
「8GBだと重い?」実際の作業感の目安
メモリ容量による快適さの違いを、作業環境で例えると以下のようになります。
- 8GBのイメージ: 必要な書類を数枚広げて作業できるデスク。日常使いには十分だが、書類(タスク)を広げすぎると狭くなって作業速度が落ちる。
- 16GBのイメージ: 広大な作業スペースがあるデスク。たくさんの資料や道具を同時に広げてもスムーズに作業を進められる。
自分の普段の作業スタイルが「シンプル」か「マルチタスク多め」かで判断するのが、失敗しないポイントです。
3. 【予算との兼ね合い】8GB(SV9等)と16GB(SV1等)どちらを選ぶべき?
用途別の基準が分かったところで、次に直面するのが「予算(価格相場)」とのバランスです。
実は、中古のレッツノート市場において「16GBモデル」は全体数が少なく、価格相場も高めに設定されているという現実があります。
予算とスペックのどちらを優先すべきか、中古市場の動向を交えて解説します。
16GBモデルは中古市場で数が少なく相場も高め
レッツノートはもともと企業の法人向けとして大量導入されるケースが多く、その多くがコストを抑えた「8GBモデル(SV8やSV9など)」です。
そのため、個人向けハイエンドモデルや特注仕様の「16GBモデル」は中古市場への流通数が限られています。
| 容量モデル | 主な型番例 | 価格相場の傾向 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 8GBモデル | SV8 / SV9 など | 2万〜4万円台 | 流通量が多くコスパ抜群。予算を抑えたい人に最適。 |
| 16GBモデル | SV1 など | 5万円台〜 | 数が少なく希少。長期間のメイン機使いに最適。 |
「とにかく初期費用を安く抑えてレッツノートを手に入れたい」という場合、最初から16GB一択で探すと選択肢が狭まり、予算オーバーになってしまう可能性があります。
「安さ重視の8GB」vs「将来性重視の16GB」の考え方
予算と性能の妥協点を見つけるために、以下の切り分けで考えるのがおすすめです。
- 【安さ重視】:8GB(SV9など)を選ぶ
「割り切って日常業務や持ち出し用と割り切り、数年使えたらOK」というスタンスなら、安価で状態の良い8GB(SV9など)を選ぶのが最も賢い選択です。浮いた予算をUSB PD充電器やケースなどの周辺機器に回すこともできます。 - 【将来性重視】:16GB(SV1など)を選ぶ
「メインPCとして今後3〜5年以上長く使いたい」「買い替える手間や時間を減らしたい」という場合は、多少予算を上げてでも16GB(SV1など)を指名買いするのがベストです。
失敗しないためのセルフチェックリスト
購入ボタンを押す前の最終セルフチェック
- ☐ 主な作業はOfficeとWeb閲覧が中心である ➔ 8GBでOK
- ☐ 予算は3万〜4万円前後に抑えたい ➔ 8GB(SV9等)が狙い目
- ☐ 20個以上のタブを同時並行で開きっぱなしにして作業する ➔ 16GBを推奨
- ☐ 今後3年以上、メイン機として動作の重さを感じずに使いたい ➔ 16GB(SV1等)を推奨
4. まとめ:自分の用途に合った容量を選んで賢く中古レッツノートを手に入れよう
レッツノートSVシリーズは、後から自分でメモリを増設・交換することができません。
そのため、購入時の容量選びが非常に重要になりますが、「必ずしも高い16GBモデルを買う必要はない」というのも事実です。
- 8GB(SV9など): 資料作成やWeb閲覧が中心で、予算を3万〜4万円前後に抑えたい人向け
- 16GB(SV1など): 画像編集やマルチタスクが多く、今後3〜5年以上快適に使いたい人向け
このように、あなたの「主な用途」と「予算」のバランスに合わせてベストな一台を選ぶのが、後悔しないための一番の近道です。
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